《新刊紹介》『暗い時代の人々』他3冊

大阪唯物論研究会会員 倉島伝治

 今回は推薦順位A・Bランクがないので少し躊躇しましたが、それなりに読みどころがあるので、紹介することにしました。

推薦強度Cランク

  1. 暗い時代の人々』 森 まゆみ  朝日文庫  350頁
    2023年9月30日 刊 ¥1,034
    初版は2017年に亜紀書房から。取り上げられている10名の人々」のなかに、山本宣治・久津見房子・古在由重の3名が含まれている。

  2. 『日没』  桐野夏生  岩波現代文庫  378頁
    2023年10月13日 刊  ¥990
    『世界』連載された作品で、2020年に単行本化(岩波書店)。今回文庫化された。ディストピア小説として秀逸である。


  3. 『科学技術の軍事利用』  橳島次郎  平凡社新書  207頁
    2023年7月14日 刊  ¥1,034

  4. 『ヘイトクライムとは何か』  鵜塚 健/後藤由耶  角川新書  252頁
    2023年9月10日 刊  ¥1,034

唯物論的歴史観