2024-01-01から1年間の記事一覧

《研究資料》ハマースとパレスチナを知るために

編者:阪唯物論研究会会員 兵庫正雄・川下 了 【Ⅰ】前書き 昨年10月7日、パレスチナのガザ地区に拠点を置くイスラーム抵抗運動(通称ハマース〔Hamas〕)を中心とする政治諸組織(パレスチナ解放人民戦線〔PFLP〕、パレスチナ解放民主戦線〔DFLP〕、パレ…

パレスチナ問題、誰が国際法を犯し続けたのか

大阪唯物論研究会会員 岩本 勲 イスラエルは即刻ジェノサイドを止めよ! 昨年10月7日のハマースの反撃以来、半年を経た今日、イスラエルの攻撃によるガザの死者数は33,000人以上、負傷者は75,000人以上、ガザの人口の75%に相当する170万人以上がその家を追…

《新刊紹介》『パレスチナ解放闘争史 1916ー2024』

大阪唯物論研究会会員 倉島伝治 パレスチナ解放闘争史 1916-2024重信房子 作品社 482頁2024年3月25日 発行 ¥3,960円 重信房子氏は、元「日本赤軍」の幹部であり、その後「連合赤軍」を結成した森恒夫氏らと袂を分かち、1971年に…

日本共産党第29回大会の決議について

大阪唯物論研究会会員 川 下 了 【はじめに】 1月15日から18日の4日間、日本共産党が4年ぶりに党大会を開催しました。党員数が公称25万人である日本共産党は、発達した資本主義国において共産主義政党を名乗る諸党の中では、最も大きい党の一つに数…

《新刊紹介》『未明の砦』

大阪唯物論研究会会員 倉島伝治 『未明の砦』 太田 愛 角川書店 609頁 2023年7月31日 刊行 ¥2860 1月26日、第26回大藪春彦賞受賞作品。 少し古くなるが、ぜひ勧めたい書の1冊である。陸奥新報など11の地方紙に2021年4月から2023年…